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・韓国が不法占拠している竹島について岡田外相が日本政府の立場である「韓国の不法占拠」
という表現を国会答弁で避けている問題が14日の衆院外務委で取り上げられた。新藤義孝
議員(自民)の質問。質疑途中には鈴木宗男衆院外務委員長が、韓国側への具体的な
対応内容を資料で明らかにするよう求める一幕もあった。
新藤氏「信念として『不法占拠』という言葉を使わないのはなぜか」
岡田氏「韓国に対してだけではない。ロシアにも同様。感情を排してしっかり議論する。交渉当事者
として必要だと思うからだ」
新藤氏「政治家としての信念か、外相としての信念か。政権内で協議したうえでのことか」
岡田氏「言葉遣いについてまで首相に判断を仰いでいない、外務大臣としての私の判断だ」
新藤氏「私は外交交渉の場で相手と対峙した席上、面前で使えと求めているのではない。
ここは国会である。そこで日本政府の立場すら口にしない。それでは及び腰で弱腰という
誤ったメッセージを送ることになるのではないか。国民に対応内容を明かさないのも問題で、
ヘリポート改修には抗議してやめさせる必要があるのではないか」
武正氏「累次の機会に日本の立場を伝えている。個別やりとりを明らかにすることは差し控えたい」
鈴木氏「累次の機会というが、資料としてきっちり出してください」
岡田氏「副大臣答弁の通り(資料提出は控えたい)」
鈴木氏「答弁した内容に沿って資料を出してくださいといっているだけだ。累次の機会というが
それを何を指すのか明らかにしてほしい」
新藤氏「委員長からもあったように、対応を明らかにしないのはおかしい。岡田外相は摩擦を
起こすまいとして韓国側に一度も『竹島』と言ってこなかったといわれている。韓国はますます
エスカレートさせている。政府として事態を表に出して公表して抗議し、日韓の外交協議の
場を作ってほしい」
岡田氏「さきほどからいろいろ言っているが私の責任で決める」
新藤氏「黙ってろということか。日本国民は知らなくていいというつもりか」
岡田氏「外交は外務大臣の責任でやると申し上げた。今までのやり方ではだめで、私の信念で
やっていくということだ」(抜粋)
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