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約800万人の男性が悩むといわれる薄毛、脱毛への正しい対処法は―。日本皮膚科学会が男性型脱毛症の
診療指針を初めてまとめた。治療薬や育毛成分、植毛など10種類の対処法について、5段階で評価した。近年、
科学的根拠が乏しい関連商品やサービスが横行。多発する健康被害や金銭的なトラブルの減少につなげたいという。
指針は、東京医科大の坪井良治教授(皮膚科)を委員長に、計10人の皮膚や毛髪の専門医が作った。育毛剤などの
メーカーからも資料提供を受け、国内外の論文などから科学的根拠の有無を調べ、「強く勧められる=A」「勧められ
る=B」「考慮してもよいが、十分な根拠がない=C1」「根拠がないので勧められない=C2」「行わないよう勧め
られる=D」に分類した。
Aに判定されたのは、飲み薬のプロペシア(成分名フィナステリド)と、塗り薬のリアップ(成分名ミノキシジル)。
一方、薬局などで買える一般的な育毛剤、発毛促進剤に使われている成分で、AやBに判定されたものはなく、アデノ
シンやt―フラバノンなど5成分はC1。血行促進などの作用がある植物の根、セファランチンはC2とされた。成分
名は、商品に表示されている。
自分の後頭部の毛組織を脱毛部に移植する自毛植毛はB、化学繊維を用いる人工毛植毛は、感染症や拒絶反応などの
報告が多く、Dとされた。
指針では、治療の手順も示した。生え際の後退の程度などから、軽症と診断されればC1群の育毛剤を使うか、
リアップとプロペシアを1年使う。効果がない場合は、自毛植毛へ。中等症以上ならば、同様に二つの薬を使い、自毛
植毛に進むよう提言する。
指針は17日の日本皮膚科学会で発表する。
※続きます。
asahi.com 2010年4月13日19時48分
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