10/04/13 18:37:15 0
宇宙はロシアのマトリョーシカ人形のように入れ子構造になっているのかもしれない。
最新の研究によると、私たちの住む宇宙は、別の大きな宇宙のブラックホール内部に
埋め込まれている可能性があるという。同様に、私たちの宇宙のブラックホールも、
極小サイズから大質量のものまですべて“別世界”につながる出入り口の可能性がある。
非常に衝撃的なこの新理論によれば、ブラックホールは宇宙と宇宙の間をつなぐトンネル、
すなわち時空を高速で移動できるワームホールの一種ということになる。
また、ブラックホールに引き寄せられた物質はブラックホールの中心(特異点)で
押しつぶされるというのが通説だが、ブラックホールの裏側に“ホワイトホール”を想定して
そこからあふれ出ていくと考えている(「Physics Letters B」誌4月12日号掲載)。
この研究を行ったインディアナ大学の物理学者ニコデム・ポプラウスキー氏は、
「ブラックホールに落ちていく物質の螺旋運動に関して新しい数学モデルを提示した」と説明。
アルベルト・アインシュタインがブラックホールの中心にあると予測した「時空特異点」に代わる
存在として、同氏の方程式が示すワームホールは十分にあり得るという。
アインシュタインの一般相対性理論方程式によれば、ある領域内の物質が極めて高い
密度を持つようになると常にそのような特異点(あらゆる物理量が無限大になってしまう点)が
生まれるとされており、ブラックホールの超高密度の中心部がよく言及される。
アインシュタイン理論では、特異点はゼロの体積で、逆にエネルギーと物質の密度は
無限大になるとされている。この概念はさまざまな方面から得られた間接的な証拠によって
支持されているが、このパラドックスは現在の科学者を悩ませる最大の難問だ。
しかしポプラウスキー氏の考えが正しければ、こうした特異点説を受け入れる必要はなくなる。
新方程式によると、ブラックホールに吸い込まれ破壊されるかのように思われる物質は、
実は吐き出されて、別の現実世界の銀河や恒星、惑星の構成成分となっているという。
(以下省略)
ソース:ナショナルジオグラフィックニュース
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)