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・鳩山首相と小沢幹事長率いる民主党に、地方から「ノー」の声が突きつけられている。
11日に投開票があった地方選では、めぼしい与野党対決で2敗。一方で、内閣支持率はついに
“危険水域”とされる20%台に突入したほか、執行部人事の一新を求める党地方県連も出現した。
米軍普天間基地移設問題も絡み、小鳩体制が5月にも重大局面を迎える可能性もささやかれている。
「私も毎日、切られている」
鳩山首相は10日、東京都新宿区の廃校を再利用した文化施設を訪れ、刀を使った演技「殺陣」の
けいこを見学し、軽口を飛ばした。しかし、政権への逆風は「笑えない」(民主党中堅議員)情勢だ。
鳥取市長選では、自民、公明推薦の現職、竹内功氏(58)が、民主、社民推薦、共産支持の新人、
砂場隆浩氏(46)を破り3選を果たした。
人口(20万人)では、全国で43番目の小さな県庁所在地だが、与野党が総力戦を展開。野党系陣営は、
自民党の小泉進次郎衆院議員、丸山和也参院議員といった有名議員を投入した一方、与党系陣営は
小沢氏の下で外国人参政権付与に尽力している川上義博参院議員が指揮を取り、赤松広隆農水相や、
小沢氏の側近・高嶋良充筆頭副幹事長らが応援に入った。
民主党鳥取県連関係者は「一時期は鳩山首相に来てもらう案も出たほど、本気で戦った。だが、総選挙で
自民党が2選挙区を独占した保守地盤のうえ、小沢氏や鳩山首相の政治とカネの影響は大きかった。
自民党を離党して民主党入りした田村耕太郎参院議員の力も、たいしたことなかった」と肩を落とした。
また、新人対決だった岡山県浅口市長選は、自民党が支援した元県議の栗山康彦氏(55)が、
菅直人財務相の義兄で医師の姫井成氏(68)を破り、初当選した。
菅氏は告示前後に計3回、応援に入る一方、栗山氏は元自民党県議で、実質的に与野党対決の
構図だった。
鳥取、岡山両県は参院選では改選1の1人区で、与野党が「血みどろの戦い」(小沢氏)をする
選挙区で、前哨戦での敗北に民主党内には衝撃が広がっている。(>>2-10につづく)
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