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(>>1のつづき)
一方、みんなの党が推薦候補を擁立し、三つどもえの戦いと話題になっていた東京都多摩市長選は、
民主、社民などが推薦した元団体職員の阿部裕行氏(54)が、自民党、みんなの党が推薦した
2候補を破り、初当選した。
民主党関係者は「1票差でも勝てばいいんだ」と強がったものの「漁夫の利以外の何物でもない。
組織を固めた阿部氏の約2万1000票に対し、浮動票だけのみんなの党推薦候補は1500票差、
自民党候補の1万2000票を加えると、野党に完敗している。投票率が低くて助かった。参院選
だったら、比例で負けていることになる」と話す。
苦境は選挙だけではない。日テレが9-11日に行った世論調査では、内閣支持率は28.6%
(3月比7.6ポイント減)に激減し、政権維持に苦慮する“危険水域”の20%台に突入してしまった。
逆に不支持率は57.5%(同6.8ポイント増)に急上昇し、支持をダブルスコア以上で上回った。
小沢氏が「幹事長を辞任する必要があると思うか」という質問には、78.4%が「思う」と答え、
相変わらず小沢氏への逆風の強さが浮き彫りになった。
こうした空気は党内でもジワジワと広がっている。民主党岐阜県連は10日、常任幹事会を開き、
鳩山内閣や党の支持率の続落は夏の参院選に悪影響を与えるとして、「速やかに新体制を築く」
よう求める鳩山首相(党代表)あての文書をまとめたのだ。
県連レベルで党の体制刷新を公然と要求するのは初めて。県連関係者は、小沢氏への「事実上の
辞任要求だ」と説明した。
民主党中堅議員は「参院選までに鳩山首相が小沢氏を切るしかない。4月末にでも検察
審査会で小沢氏に『起訴相当』が出れば、それを理由にすればいい」と言う。
政治評論家の浅川博忠氏は「トップ2人の政治とカネに加え、普天間問題の迷走、マニフェストへの
不信で、支持率の下落は止まらないだろう。ただ、小沢氏は辞めないはず。すでに参院での
民主党単独過半数は無理だと半分折り込み済みで、政界再編にシフトしているのでは」とみている。
(以上、一部略)