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・近藤勝重・夕刊編集長を聞き役に、旬のテーマを語り合う「ゆうかんなトーク」。
第1回のお相手は小菅洋人政治部長です。支持率低下で混迷を深める民主党政権や
新党騒動、さらには変革を迫られるメディアについて語ります。
近藤 鳩山政権に対しては、二つの見方があるようです。一つはまゆつば。もう一つは試行錯誤中。
部長はどちらをとりますか。
小菅 まゆつばだとは言いませんが、衆院選中、民主党は「財源はある」と主張したが、現実は違った。
マニフェスト修正に世論は寛大ですが、中間採点である参院選での審判は受けなくてはならない。
近藤 「人間の建設」と題した小林秀雄、岡潔両氏の対談に、人間は生後18カ月前後に一つの
まとまった全身運動をするといった話が出てくる。人間と政権を一緒にはできませんが、すべてが
初体験なのですから米国並みの早さで評価を下すのは性急かと。
小菅 ある記者から「鳩山首相に『毎日は新政権のことを比較的好意的に書いてくれる』と言われた」と
報告を受けました。政治家に感謝されるのは気分はよくないし、是々非々でやっています。新政権
発足時には部員に「政権は迷走するかもしれないが、混乱、混乱と書くのはよそう。生みの苦しみも
あるはずだ」と話しました。自民党政権時にはこんなことは言ったことがない。でも新政権は予想
以上にもろかった。
近藤 つまり待つ姿勢は十分持っていたけれどあまりにもひどいと。
小菅 鳩山さんは普天間飛行場移設問題を5月末までに決着させると明言しているが、この言葉を
どれだけの国民が信じているのか。首相の言葉は信頼を失っている。これは深刻です。このままでは
民主党は参院選を乗り切れず、また政局は安定しなくなる。衆院選と参院選を連続して勝てる政党は
なかなか出てきません。それゆえ衆参のねじれがないように、常にダブル選挙を志向しなくてはならない。
(>>2-10につづく)
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