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国内の金の価格が、27年ぶりの高値水準となっている。
ギリシャの格下げによる各国の国債に対する信用が低下し、
その資金が金市場に流入していることが大きな要因だ。
さらに、為替が円安ドル高に振れていることも円建て金価格の
上昇につながっている。宝飾品やパチンコ業界にも影響が出てきそうだ。
9日の東京工業品取引所の金先物価格は一時、前日比43円高の
1グラム3490円と1983年4月以来の高値を記録した。現物でも、
田中貴金属工業の店頭小売価格が前日比15円高の3660円(税込み)と、83年2月以来の高水準をつけた。
景気好調の中国やアジア諸国での宝飾品向け需要などが拡大していることに加え、
南欧諸国の財政不安問題から、安全資産とされる金が買われている。
金価格上昇でまず影響を受けるのは宝飾品や歯科用貴金属など。
宝飾品も現状では大幅な値上げなどの動きはないが、今後、要注意だ。
また、パチンコ業界も注目する。都内のパチンコ店の多くは、
特殊景品に金を採用している。景品は1グラム=3500円で、
交換所に持ち込むよりも、一般で買い取ってもらう方が高値になるケースも出てきそうだ。
事実、2007年に金価格が急騰した際、交換所で換金しないケースが増え、
当時1グラム=2500円だった景品を3500円に引き上げた経緯がある。
今回も、同様の状況となっているだけに、業界も対応に迫られそうだ。
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