10/04/10 17:08:44 0
>>2の続き
●月間労働時間「400時間超」 寝床は床に敷いた段ボール
冒頭の大塚さんによると、諸悪の根源は“正社員の配置の薄さ”にあるようだ。
彼が勤務する会社の場合、1店舗あたりの従業員はほとんどがパート、アルバイトで、正社員は、いてもせいぜい2人。
だが、慢性的な人手不足のため、シフトの穴埋めは社員がかぶっているのが現実という。
店長がパート、アルバイトの掌握に長けていればまだしも、そうでない場合はさらに悲惨だ。
スタッフ同士の派閥争いが激しくなって、その結果、退職者が続出したりする。
そうなれば社員にますます大きな負担がかかるのは必至、と大塚さんはいう。
「店長の中には、自分の出退記録などを改ざんして、休んでもいないのに休んだことにする人が少なくないんです。
『休みが取れないのは自分に能力がない証拠だから』とか言って。たまに休憩を取るときも、
『ごめん。ちょっと5分だけだから』って、カレーの皿を持って控え室に行き、速攻でかきこんで戻ってきたりする。
こんなことを続けて入院しちゃった人もいます」
中にはあこぎな店長もおり、あの手この手で、相方の社員に負担を押し付けるケースもある。
「たとえばシフトを操作して、こちらの休憩時間や帰り際の人員配置をわざと少なくする。
店がバタついていれば、現場を離れられなくなるので、嫌でもサービス残業せざるをえないわけです。
20時間ぶっ通しで勤務する、なんてこともザラですね。いちおうシフト上は途中、休憩が2回入っているのですが―。
結局、月の労働時間が400時間を超えてしまうこともあります」
続く