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菅直人副総理・財務相は9日の衆院財務金融委員会で、2010年度予算編成の際に廃止した
概算要求基準(シーリング)について、「部分的には実施を検討していいのではないか。反省
も含めてそう考えている」と述べ、11年度予算編成で復活を検討する方針を明らかにした。
菅財務相はシーリングの復活検討に関し、「単にある幅で役所に任せてやらせるのではなく、
選択と集中の面ではしっかりと政治主導で、成長戦略の中でやる」との考えを示した。
シーリングは翌年度予算編成に先立ち、予算の上限額や主要分野別の大まかな配分を決める
仕組みで、各省庁の要求額の基礎になる。前政権では歳出抑制の手段として使われてきたが、
鳩山政権が予算配分を大胆に見直すとして、10年度予算編成でシーリングを廃止した。
しかし、その結果、歳出の拡大に歯止めがかからず、各省庁からの要求額は95兆円と過去
最大に膨らんだ。その後の予算査定でも3兆円程度しか削れず、新規国債発行額が過去最悪の
44兆円に達した。
最終更新:4月10日8時15分
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