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地球への帰還を目指している日本の探査機「はやぶさ」は、着陸した小惑星の岩石が入っている
可能性のあるカプセルをことし6月、大気圏に再突入する際にオーストラリアの砂漠に落下させる
計画で、神奈川県で8日、砂漠でカプセルを探し出すための試験が行われました。
7年前に打ち上げられた小惑星探査機の「はやぶさ」は、地球と火星の間にある小惑星「イトカワ」
に世界で初めて着陸したあと、通信系統やエンジンのトラブルが相次ぎ、一時は地球への帰還が
危ぶまれましたが、先月までに地球に向かう軌道に乗りました。順調にいけば、ことし6月に
大気圏へ再突入する予定で、このときカプセルを分離し、パラシュートでオーストラリアの砂漠に
落下させる計画です。このカプセルには、着陸した「イトカワ」の岩石などが入っている可能性が
あることから注目されていて、8日は神奈川県相模原市の宇宙航空研究開発機構でカプセルを
砂漠から回収するための試験が行われました。カプセルから出される電波を頼りに落下位置を
特定するということで、試験では、担当者が高さ3メートルほどのアンテナ5本を操作盤で左右に
動かし、電波の方向などの確認を行いました。宇宙航空研究開発機構の川原康介さんは「準備を
十分に行い、何としてもカプセルを回収したい」と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)