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(>>1のつづき)
また、調査の対象となった男性には双子も含まれ、双子のうち一方が喫煙者で他方が
非喫煙者の場合には、非喫煙者の方がIQが高かったそうです。
「医療従事者の間では一般に、喫煙者は大抵が治安が悪い地区で育っていたり、良い教育を
受けていない人々であると考えられていました。しかし、多様な社会経済的背景を持つ人々を
対象とした今回の調査では、社会経済は主要因子から除外することができます。政府は
禁煙努力に関する教育資源の割り当てを再考する必要があるかもしれません」と語る
Weiser教授。この結果は、IQが低い子どもは喫煙習慣を身につけるリスクが高いということを
ふまえ教育プログラムのターゲットとするなど、小中学校や高校での喫煙防止・禁煙努力の
効果を上げるのに役立つのではないかと述べています。
Weiser教授によると、今回の調査結果は疫学的調査で見られる一般的傾向と一致するとの
ことで、「IQが低い人は、健康にかかわる判断をするとき、低い意思決定能力を示す傾向が
あります。IQが低い人々はタバコを含むさまざまな物への依存におちいりやすいだけでなく、
肥満や栄養障害、薬物に関する問題をかかえる可能性も高いのです。我々の調査結果は、
この傾向について集まりつつある証拠を強めるもので、保護者や専門家が、リスクに
さらされている若者が自分のためになる選択をするよう手助けするのに役立つのでは
ないでしょうか」と語っています。(以上)