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諏訪湖漁業協同組合は国内で初めて外来魚駆除用の電気ショッカーボートを自作、安全祈願祭と進水式を3月31日、
諏訪市の同湖周辺で行った。漁協では2010年度に1万匹、11年度6000匹程度のブラックバスやギルの捕獲を
見込んでおり、藤森貫治組合長は「5年以内に湖の外来魚をゼロに近い数まで激減させる」と胸を張った。
組合員10人の製作チームが3カ月を費やして完成させたボートは全長6メートルの5人乗り。
船先から伸びる長さ約2・5メートルの2本のアームから電流を流し、周囲約3メートルに
生息する魚類を感電させる。総製作費は282万円。半額を国の外来魚駆除に関する補助金でまかなった。
同湖に外来魚が侵入して約20年。漁協は駆除のため年約500万円を投じてきたが一向に効果が出なかった。
昨年10月、県水産試験場と協力して米国製ボートでの運用実験を実施、3日間で3063匹の外来魚捕獲に成功した。
当初、米国製船の購入を検討したが小池や堀が対象の小型船のため、
広範囲で波も強い諏訪湖での使用に耐えられず、自作に踏み切ったという。
船の運用は5月と10月の年2回で各2週間程度。未使用期間は貸し出しを検討中。
既に外来魚で悩む白樺湖などの湖沼から4、5件の引き合いがあるという。 (梅村武史)
【長野】“外来魚駆除船”が進水 諏訪湖漁協が電気ショッカーボート自作 2010年4月1日
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
画像 電気ショッカーボートの進水式を行う諏訪湖漁協員ら=諏訪市で
URLリンク(www.chunichi.co.jp)