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無所属の平沼元経済産業大臣と自民党に離党届を提出した与謝野元財務・金融担当
大臣らが新党を結成することについて、閣僚からは「理念や政策が不明で、国民の理解
は得られない」といった意見が相次ぐ一方、夏の参議院選挙への影響を懸念する声も出
されました。
このうち北澤防衛大臣は「私も新党運動を17年間やってきたが、国政でイニシアチ
ブを取るのは厳しい道のりだ。自民党との決別の総括を国民にしっかり説明したうえ
で、求めるべき国の形を語っていかなければ、なかなか成功しない」と述べました。ま
た菅副総理兼財務大臣は「与謝野さんは比較的リベラルな人だと思うが、平沼さんは、
ちょっと違う路線ではないか。同じ自民党系でも違った政治的スタンスの2人であり、
いっしょになるのはたいへんだろう」と述べたほか、亀井郵政改革・金融担当大臣も
「理念や政策がわからないのでコメントしようがない。平沼氏は郵政民営化反対などの
立場で私と一致していたが、与謝野氏とは、逆のような立場なので、2人が手を組んだ
と聞いて、きょとんとしている」と述べました。さらに福島消費者・少子化担当大臣は
「与謝野さんが自民党を見限ったことが、自民党崩壊の引き金になるのではないか」と
述べたほか、前原国土交通大臣は「雨後の竹の子のように新党ができてくるのではない
かと思うが、そういうものに目をくれず、国民の負託をもう一度胸に刻んで頑張ってい
きたい」と述べました。一方、原口総務大臣は「政治家が自分の信念に基づいて行動
し、新党をつくるのはたいへん重いことで、1人の政治家として決断を重く受け止めた
い。与謝野氏とは財政問題でも議論を重ねてきており、しっかり論戦できるよう備えた
い」と述べました。このほか、小沢環境大臣は「時代がかった感じがして、時代を切り
開いていく役割は果たせないと思う。ただ、参議院議員選挙で民主党の票を削り取り、
単独過半数を阻止するにはきわめて有効であり、危機感を感じている」と述べました。
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