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▼ビザ更新できず
男性は約2年の服役中、ビザの更新を申請したが受理されなかった。09年7月、刑務所を出た後、東京入国管理局
横浜支局(横浜市)に収容。男性は、このまま出国すれば二度と戻れない「現実」を知り、特別在留許可を求めて訴えを
起こす一方、10月に結婚した。
男性は11月、牛久市の東日本入国管理センターに移送。午後4時半に居室の鍵を閉められる。落ち込んだ男性は、
電話で妹に「家族って大事だと分かった」と話したという。
2月8日午後4時ごろ。男性は死亡する直前に妻と電話で話した。男性はもうろうとし、ろれつが回らなかった。
施設内で精神安定剤などを常用していたという。
その夜、男性は首をつった。
▼「幸せになって」
「自分が死んだら、自分を忘れて、幸せになってください。愛しています」
牛久に着いた家族に、同センターは男性の死亡の状況などについて説明。メモが家族の写真に張られていた。
同センターは「中にいるのに疲れた」などと書かれた入管側にあてたメモもあったとも説明した。
母親は今も「入管がちゃんと見ていれば、自殺を防げたのではないか」と嘆く。
「もし、わたしがブラジルに帰れと言われたら…。ポルトガル語の読み書きもできない。どうやって生活したらよいか
分からない」と妹は話した。