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(>>1のつづき)
「現在もファイル共有ソフトによるアダルトコンテンツの著作権侵害は行われている」と松本氏は指摘する。
「一部のファイル共有ソフト利用者は、『アダルトビデオをダウンロードしても著作権侵害で訴えられる
ことはない』という間違った認識を持っています。しかし、アダルトビデオは『映画の著作物』であり、
無断でアップロードしたり、それを違法と知りながらダウンロードすることは違法です。」
一部では、インターネット上に無断でアップロードされた音楽や映像が、プロモーションにつながる
という声もある。この点について松本氏は、「音楽であれば海賊版をきっかけにアーティストのファンになり、
正規品を購入する人もいるかもしれないが、同じ作品を繰り返し見る人が少ないアダルトビデオに
限っては当てはまらない」と否定する。
● 「若者のアダルトDVD離れ」も
松本氏によれば、アダルトビデオ業界の市場規模は「少なく見積もっても年間4000~5000億円」。
不況に強いといわれるアダルト産業だが、収益の大半を占めるパッケージ商品の売り上げが
伸び悩むなど、市場規模は減少傾向にある。一部メーカーはストリーミングやダウンロード配信
などに力を入れるが、「それでも売れているわけではない」。
アダルト動画は「ネットでタダで見るもの」と考える20~30代が増え、「若者のアダルトDVD離れ」が
進んだことも、市場規模縮小の要因の1つだと松本氏は指摘する。CSAとしては今後、海賊版撲滅を
社会にアピールするとともに、著作権侵害の実態調査などを継続し、メーカーを支援していく考えだ。
「アダルトコンテンツも音楽や映画と同じように、お金を払っていただけるユーザーがいるからこそ、
良質なコンテンツを作ることができるのです。メーカーは、作品によっては1本あたり数百万円を
投じており、著作権侵害が横行すれば新たなコンテンツを作れなくなります。それは結果として
ユーザーに返ってくるのです。」(以上、抜粋)