10/04/02 11:50:26 0
・昨年『35歳を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか』という書籍が発売された。
同書では、2007年に35歳を迎えた男性の年収の最大ボリュームゾーンが300万円台だったが、
これは1997年の同世代男性(500万円台)に比べて200万円少ないことを指摘している。
同書の編集担当者は、「私の周りでも『給料が伸びない』『将来に対して希望が持てない』と言う
人が多くて、それは私も同感です」と語る。
同書には、恋人の女性と結婚を考えたものの、相手の親から「今の収入で養えるのか?」と
聞かれ、結婚を諦めざるを得なかった男性が登場する。かくして「結婚できない人」をうむ結果と
なるわけなのだが、2009年、「婚活ブーム」が発生し、結婚を煽る空気がマスコミを中心に流れていた。
編集担当者は同書の意義と結婚を絡めて語る。
「多くの人は夫の収入だけでは食べていけない状況にあるんです。結婚できて、子どもが
生まれた人にしても、本当はもうひとり子どもが欲しいけど、お金が理由で生めない人は
たくさんいます。主婦が働かなくてはやっていけない。結婚していない男性もまわりに
いっぱいいるし、金銭面でしっかりしないと結婚なんてできない。この本は、『結婚しても
幸せになれないじゃん、日本はどうなっちゃうんだ』という声をすくい集めた本です」
編集担当者はただ嘆いているわけではない。
「本にしたからって簡単にこの状況は変わらないと思いましたが、わずかではありますが
成功例や外国・自治体から学ぶヒントも入れています」。同書で説明したのは、たとえ収入が
伸びなくても、生活コストを自治体が支援することで暮らしを支える取り組みだ。岡山県
西粟倉村では、30歳から35歳の若い世代が安心して子どもを産み育てられる環境をつくって
いくような「人への投資」が大切だという考えに切り替え、住む家や託児所を格安で利用
できるようにし、働く場も提供しているという。
このような事例を紹介することにより、「地方からこの世代を助けようとしているということに
希望を見出しました」のだという。(一部略)
URLリンク(news.ameba.jp)
※前:スレリンク(newsplus板)