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数えで7年に1度の御柱祭は2日、諏訪大社上社の「山出し」で開幕する。
奥山から切り出されたモミの巨木を氏子らが次々と曳行(えいこう)する天下の大祭。
「人の山を見るなら御柱へ行け」の言葉通り、全国から大勢の観光客も集まり、諏訪が
熱気に包まれる。
上社山出しは、長野県の茅野市と原村の境に位置する「綱置場」から、御柱の安置場
所である茅野市宮川の「御柱屋敷」まで約12キロを、諏訪市、茅野市、富士見町、原
村の氏子らが8本の御柱を曳行(えいこう)する行事。
2日は、本宮一之柱(本一)を先頭に、午前7時半から曳行開始。最初の4本は同日
中に、子之神(ねのかみ)前でお祓(はら)いと清めの塩を受けた後、木落し坂近くまで曳
(ひ)く。残りの4本も、ほぼ直角に曲がる難所で知られる「穴山の大曲」を過ぎた地点
まで曳く。
3、4日は祭りのハイライト「木落し」と「川越し」。3日は、「本一」など4本の
木落しが午前10時から次々と行われ、午後、宮川を渡る川越しが行われる。4日は、
残る4本の木落しと川越しが行われる。
木落しと川越しを終えた御柱は、御柱屋敷に運ばれ、5月2~4日の里曳きまで安置
される。
最大の見せ場は木落しだ。今回、会場が公園として整備され、坂の長さが前回の約2
倍、32メートルとなった。高低差16メートル、平均斜度約26度の斜面を落ちる様
はより勇壮になりそうだ。
上社のみの行事である川越しは、御柱が、八ヶ岳を源流とする宮川を越える。高さ約
4メートルの土手から一気に御柱を落とし、冷たい水の中を氏子たちが必死で約30メ
ートル離れた対岸を目指して曳く。御柱を川に入れて清める意味があるとされる。
下社の山出しは、4月9~11日に行われる。
(続く)
■ソース(読売新聞)
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