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田原本町で、県内の公立学校の採用試験に合格した教職員への発令式が行われ、
奈良で初めて外国籍の正式な教員として採用された男性も教師としての生活を
スタートさせました。
県内の公立学校で外国籍で初めて正式な教員に採用されることになったのは、
生駒市に住む26歳のキム・スヨン(金秀勇)さんです。キムさんは、これまで生駒市の
小学校で臨時教員として教えていましたが、去年行われた平成22年度の採用試験に
合格し、1日付けで小学校の教員として正式に採用されることになりました。
1日は田原本町の県立教育研究所で、公立学校の教職員に採用された人たちへの
発令式が行われ、キムさんは緊張した面持ちで教員としての心得などの説明を真剣に
聞いていました。
つづいて、辞令を受け取り、キムさんは、「やっと正式な教員としての第1歩を踏み出せた。」と
話しました。
県教育委員会によりますと、奈良県では、昭和53年から外国籍について教員の採用枠を
広げましたが、これまでに合格した例がなく、金さんが初めてです。
公立の小、中、高校につとめる外国籍の教員は、近畿地方では、キムさんを含めると180人
あまりですが、実態は講師としての採用で、管理職になれないという制限があるということです。
県教育委員会教職員課の久保田幸治課長は、「これまで我々が感じられなかったような部分を
子ども達に伝えてほしい」と話しています。
04月02日 10時15分
県内公立学校で初の外国籍教員 - NHK奈良県のニュース
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