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・鳩山由紀夫首相が31日夕、首相官邸で記者団に語った内容は、以下の通り。
―普天間基地移設について、総理は党首討論で、「私の考え方、腹案は用意してある」と発言。
この腹案は鳩山内閣の関係閣僚全員に共有されているのか。また、政府案と呼べるような一つの
具体的な案なのか。
「はは。当然のことながら、腹案に関しては、関係の閣僚で議論して、方向性を決めたわけ
ですから、共有しています。そして、その考え方に基づいて、今、交渉のプロセスに入ろうと
しているということでありますから、その考え方は一つです」
―谷垣総裁から、5月末までに普天間問題が解決しなかった場合の退陣要求が出されたが、
改めて総理としての職をかけて臨まれるという考えでいいのか。
「もう、職をかけて、できなかったら辞めるとかですね、そんな次元の話ばかりが出てきています。
そんなことよりも、まずは成し遂げると。交渉なんですから、交渉がうまくいかなかったら、
この総理は辞めるんだみたいな話を先に言われたら、交渉力を持てるはずもありません。
その意味では、もう全力を尽くすのみ」
―改めて5月末というタイムリミットはなぜ設けたのか。設けたことは今になっても必要だったと思うか。
「うんあの、設けなければ、これはアメリカとの話し合いすらできなかったと思います。アメリカにも
理解をされて、また普天間の危険性の除去という大変大きな問題がありますから、これをまた、
自民党さんの中にはもうずるずる、あと何年もかけてみたいな話もありましたけれども、そのように
時間をかけるべきではないということで、しっかりと半年で区切りをつけて、その間に結論を出す
ということにしたと。で、これはわたくしは正しい判断だったと、今になって、えー、なおさらの
ようにそう思いますね」(抜粋)
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