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★SIMロック解除、「基本的に意味がない」--KDDIが主張
・「単純にSIMロックを解除すればユーザーにメリットが生まれるということではない」―。
KDDIは、4月2日に開催される総務省のSIMロックに関する公開ヒアリングに先立ち、
3月31日に記者会見を開催。SIM ロックの現状について報道陣に説明するとともに、
SIMロックの解除を求める声に反論した。
SIMロックとは、携帯電話で特定の事業者などのSIMカードしか対応しないように
制限するもの。NTTドコモとソフトバンクモバイルの場合、自社SIMカードのみを
受け付ける仕組みを設けている。 KDDIの場合、セキュリティ上の理由からその
端末に最初に挿入されたSIM以外は受け付けない仕様になっており、ユーザー間で
端末を貸し借りするといったこともできないようにしている。ただしauショップでロックを
解除することはできる。
KDDIはSIMロック解除が大きな意味を持たない理由として、大きく3点を挙げる。
1つは通信事業者によって、利用している通信方式が異なることだ。NTTドコモ、
ソフトバンク、イー・モバイルはW-CDMAと呼ばれる方式を利用しているのに対し、
auが採用しているのはCDMA2000。W-CDMAとCDMA2000にSIM カードの互換性はなく、
両方式に対応している端末も現時点では存在していない。このため、たとえSIMロックを
外したとしても、auユーザーが持っている SIMをNTTドコモの端末に挿せば通話が
できる、といったことにはならないというのだ。
2つめは各社が利用している周波数の違いだ。既存の端末は、各通信事業者の利用
している周波数にしか対応していない。どのキャリアの周波数にも対応する端末
でなければ、SIMカードを差し替えても使えない。
3つめは各社のサービスの技術仕様が異なることだ。音声、SMS(ショートメッセージ)、
テレビ電話の仕様については3GPP標準で仕様が決められているため、SIMロックが
解除されればさまざまな端末で利用可能だ。しかしEメールやインターネットアクセス、
アプリなどは企業により仕様が異なり、互換性がない。(>>2-10につづく)
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