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北沢俊美防衛相は30日の記者会見で、自衛隊機として開発中の輸送機などの民間転用を
推進するため検討会を4月中にも立ち上げる方向で調整していることを明らかにした。
「外部の有識者も入れて立ち上げたい」と述べた。
民間転用は防衛予算の大幅な伸びが期待されない中、防衛装備品のコスト削減や防衛関連
企業の活性化につなげるのが狙い。検討会では、航空自衛隊の次期輸送機XC2や海上
自衛隊のP3C哨戒機の後継機XP1などを対象に転用の是非などを協議する見通しだ。
会見に先立ち、北沢氏は同日、岐阜県各務原市で行われたXC2試作1号機の納入式で
「民間転用は量産効果による防衛装備品の価格低減のみならず、わが国の防衛政策や
技術基盤の維持、強化につながると期待している」と強調した。
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