10/03/30 12:22:08 6yYkS8xk0
なるほど、ね・・・
女性専用車両について、不合理でズルイ、という結論に至ったとしても、
普通の男にとっては本当に小さな事柄 世間話の瞬間に通り過ぎてく
かかずらわってる暇などないし、メリットもない
でもこの人たちには、ここまでコミットするだけの利益があるんだね
それは、市民権の獲得という利益
真っ当に仕事してる人間は不毛なリスクを犯さないので、まあ無職やフリーターでしょう
恋人や家族もいない 友達の結婚式にも出られない 国民年金は免除申請 トウも行って未来はない
しっかりした仕事ができているなら、社会の構成員としての誇りが持てるし、
自分の仕事がそのまま社会につながる声となる
それが市民権を有している健全な状態
だけどこの人たちは、日本の下の下に追いやられ、エタヒニンで漫然と日々を過ごす
でも自分にも市民権がほしい 社会に関わり、自己存在証明を成し遂げたい
居ても居なくても全くどうでもいい自分が、悔しくてならない
ここに被害者意識という、実にタチの悪いものが混入してくる
「こんな不遇な自分はナニモノかに虐げられているのだ！」
悪者探しにやっきになり、今回ロックオンしたのは「女の特権」という悪者
この悪者を倒すことが、自分の社会における役割、すなわち市民権の発露
それと同時に、被害者である自分の仇を取るという代償カタルシスも得られる
だから、率直に言ってこんな些事で、「現代のアパルトヘイト」とか言っちゃってる
社会的な一大事に自分がコミットし、それに立ち向かっているということにすれば、
非常に大きな市民権を行使した錯覚に浸れる 空しい錯覚の市民権で自分を慰めてしまえる
残念なのは、自分の不遇に対して、ストレートに声を上げないこと
「自己責任」という言葉で、厳しく躾けられているのですな