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マジックハンドで女子学生殴る 佐賀大准教授を諭旨解雇
2010年3月29日
佐賀大学は29日、女子大学院生を指導中に殴ってけがをさせた農学部の男性准教授(43)を
諭旨解雇処分にしたと発表した。処分は19日付。
同大によると、准教授は昨年10月2日、自身の研究室内で、女性を含む2人の学生を指導中、
きちんと発表が出来ていないなどの理由から、「マジックハンド」と呼ばれるおもちゃで
女性の左肩を4時間にわたり数十回殴り、1週間のけがを負わせた。昨年12月に傷害容疑で
書類送検され、今月9日付で不起訴(起訴猶予)処分となっていた。
同大の調査では、准教授が女性に対し、少なくとも昨年2月から、ペットボトルを投げつけたり、
「田舎人」「救いようのない馬鹿者」と夜中に複数回、携帯電話にメールを送ったりするなどの
アカデミック・ハラスメント(教員の地位を利用した嫌がらせ)があったと判明した。
准教授は、「熱心な指導」だとして「アカハラ」の認識はなかったと弁明したという。
佛淵孝夫学長は「防止策を新たに実行し、信頼回復に努力したい」とコメントした。
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