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【ワシントン=佐々木類】岡田克也外相は28日午前(日本時間同日深夜)にワシントン入りし、
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について「ゼロベースで検討中だ」と述べた。市内のホテルで記者団に語った。
岡田外相は26日、ルース駐日米大使にキャンプ・シュワブ陸上部に600メートル級の
ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)を建設し、訓練機能を鹿児島県徳之島などへ移転する案を検討中だと伝えている。
このため、岡田外相の発言は、米側の合意が得られなかった場合、名護市辺野古の
キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行案を含め、新たな案を提示する可能性を
示唆したとも受け止められる。岡田外相はこの点について「仮定の議論はしたくない」と述べるにとどめた。
また、鳩山由紀夫首相が3月中に政府案をまとめると発言していることについては、
「閣僚間で確認しているわけではないので、よく分からない。首相が(政府案を)表に
出さないとか言っていることもよく分からない」と語った。
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