10/03/27 17:25:36 0
いつものことだが、また鳩山内閣が迷走している。生方騒動につづいて、今度は郵政民営化の見直し問題で閣内に亀裂だ。
タイミングの悪いことに、中井洽国家公安委員長の女性スキャンダルまで噴き出した。よくもまあ、次から次へと問題が起こるものだ。
これでは、支持率が下がるのも仕方がないのか。世論調査を見ると、昨年の衆院選で民主党を支持した有権者が、
民主党政権に失望しはじめている。
政権交代があったことについては「よかった」と68%が評価しているが、いまの政治に「満足」しているのは14%しかなく、
「不満」が82%に達している。国民の意思を「反映している」は26%、「反映していない」は72%だ。
しかし、日本の有権者は政治意識が低すぎる。国民が民主党を支持し、戦後初めて、選挙による政権交代を実現させたのは、
ほんの半年前のことだ。少しくらい期待を裏切られても、自分たちでつくった政権なのだから、
長い目で政権を育てる必要があるのではないか。
だいたい政権が発足してから、まだ半年しかたっていないのに、失望するのは早すぎるというものだ。
歴史作家の加来耕三氏がこう言う。
「国民はせっかち過ぎます。政権交代したからといって、次の日から成果があがるはずがありません。
たとえば明治維新です。明治政府が落ち着くまで10年かかっている。1868年に江戸幕府を倒したが、
その後も内乱の連続だった。佐賀の乱、神風連の乱、秋月の乱、萩の乱……。77年に西南戦争を鎮圧し、
やっと中央集権の明治政府の形が固まった。強大な武力を誇った明治政府でさえ既得権の抵抗に手を焼いたのです。
まして、民主主義の下で一歩一歩、政策を進めなくてはいけない鳩山政権が、
半年程度でなにもかもやれるはずがありません」
民間企業だって、赤字会社を半年やそこいらでは黒字にできやしない。
ゲンダイネット 今、民主党を批判して誰が得する 毒食わば皿までだろう
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