10/03/26 22:53:02 a6aEue/30
使いにくそうだな。例えば黒川紀章の建てた個人住宅。実際の住人の証言。
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10月9日(火)
私がいま住んでいる家は、国際的な建築家である黒川さんの建てた数少ない一般住宅のひとつである
(一般住宅といっても、かなり風変わりな家ではあるが)。わが家主は、黒川さんと京大時代に友人どうしだった関係で、
黒川さんに設計を依頼したのである。むろん実際に設計を担当したのは黒川さんのお弟子さんだが、
建築途中で何度も黒川さん自身が現場を訪れたそうだ。 わが家主は仏文出身でフランス趣味の人なので、
できるだけ陽光を入れないという方針で建てられている(パリでは、日が当たると家具が焼けるという理由で、
北向きの部屋が好まれる)。そのため、ひじょうに暗い。わが家族が引っ越してきたとき、かなり改装して、
ふたつ大きな窓を開けたのだが、これがなかなか大変だった。壁が鉄筋コンクリートで厚さが30センチもあるのだ
小さな家ではないのだが、独り暮らしの家主のために建てられた家なので、「ひとり用」にできているから、
小さくないにもかかわらず、私は屋根裏部屋のような狭いスペースで仕事をしているし、かみさんも
「あたしの部屋がない」と年じゅうこぼしている。いちばん広いスペースは玄関ホールなのだ。
秋になり、気温が下がるに従って、自分の「生きるテンション」が目に見えて低下していくのがわかる。