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(>>1のつづき)
緊急の集会にもかかわらず、会場の会議室には300人以上が集まり、部屋から人が
あふれ出た。開催情報が、やはり主にネットを通じてすでに広まっていたのだ。
「ここまで大きな動きになるとは思わなかった」と、コンテンツ文化研究会の杉野直也
代表は語った。ゲームのデザイナーやシナリオ作家らでつくる同研究会は昨秋、
改正案が審議された都青少年問題協議会の答申をホームページ上で見つけ、議員への
地道な働きかけを続けてきた。15日の集会の下準備でも中心的な役割を果たした。
「昨年からネット上ではそこそこ知られてはいたが、爆発的に関心が広がったのは、
やはり藤本さんのツイッターがきっかけでは」と杉野さんは振り返る。
議会で早くから改正案の問題点を指摘してきた民主党の松下玲子都議は15日、記者会見に
参加するマンガ家らを、党の総務部会に招いた。議員にとっては、表現者の声をじかに
聞く機会になった。
「先生方がわざわざ足を運んでくれたことで、民主党の中で問題への関心が高まり、
もっと真剣に考える必要があるという空気が生まれた」と松下さんは見る。
都議会の事務局あてに届いた反対意見は2月末から3月19日までの間に約5千件
あった。9割がメールだったという。記者会見後の16、17日には劇的に増え、2日間で
2千件に上った。
「都議会に意見を送ろう」といったネット上での呼びかけに応じた発信が多かったと
見られる。事務局によれば、ひな型をコピーしただけのような文面のメールは、
ほとんどなかったという。(以上)