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★鳩山夫人の暴走に見る首相官邸の「堕落」
・改めて断っておかなくてはならないが、筆者は政権交代そのものについては、基本的に
歓迎したい立場である。民主主義先進国で政権交代が起きるのは当たり前の現象だ。
日本政治の場合、衆院が完全小選挙区制となり、参院は政局に介入しないシステムに転換
されれば、理想的な2大政党時代が到来するだろう。
それには、政党の成熟が必須条件となる。政党が候補の養成や政策形成の能力を高め、
政党政治を深化させていかなくてはならない。
おそらく、現時点はそうした道程の途中段階にあるのであろう。政治の混迷はそのための
産みの苦しみと思いたい。
そういう視点に立った場合、鳩山首相をどう見ればいいのか。
政治主導は結構であるとしても、その中枢に位置する首相官邸は本当に機能しているのか。
時事通信の配信記事を見て、やはりだめだったかと痛感した。鳩山政権の限界がこの記事に
象徴されているように思えたからだ。
>首相官邸の「KYカップル」?
>23日の参院予算委員会で自民党の山本一太氏が、鳩山由紀夫首相の幸夫人が17日夜に
>韓国人俳優のイ・ソジン氏を首相公邸に招いたことを取り上げ、「日韓親善を念頭に置いた
>外交政策の一環なのか。夫人の個人的趣味でなさったのか」とただす場面があった。
>幸夫人はイ氏の熱心なファンで知られ、首相も就任前後から、夫人を伴いイ氏とたびたび
>会食している。
>首相が答弁で「妻の自主性に任せている。これ以上のことは私には分からない」と詳しい
>説明を避けたのに対し、山本氏は「経済状況が厳しく、多くの国民が苦労している中、12億円を
>お母さまからいただいて気づかなかったと話す首相と同じくらい、庶民感覚からずれている」と
>夫人を批判。「首相官邸の『KY(空気が読めない)カップル』と言われても仕方がない」と切り捨てた。
以上、時事通信記事の引用である。
山本一太氏は鳩山首相夫妻を「KYカップル」と断じたが、それはそれでおもしろいとしても、
筆者は別の観点から、ここは絶対に見逃してはならない重要なポイントであると感じた。(>>2-10につづく)
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