10/03/25 21:07:23 cNiOehRe0
郵政民営化の目的とは、官僚から天下り先の特殊法人の資金源を、
政府の管理下に移すことであった。
郵便局は、郵貯・簡保などで得た資金を、民間企業には貸し出さなかった。
財務省に差し出して、特殊法人の融資に使われていた。これを財投と呼ぶ。
特殊法人は、一般の債券市場とは無関係に、資金を手にできた。
上場している民間企業は、財務諸表を公開して、証券会社経由で債権を発行していた。
それ以外の普通の企業は、銀行からお金を借りていた。
郵政が民営化されることで、役人の天下り先の特殊法人は、
少なくとも財務諸表を書いて、経営状態を公表しなければならなくなった。
これで、民間企業と同じ基準で経営内容を精査されるのである。
「そんな特殊法人はいらねー」という根拠になるんだよ。
一時期、無駄な特殊法人の廃止など、元の渡辺行革大臣がクローズアップ
されたのも、この延長線上にある。