10/03/21 21:14:53 NJ3QvcI90
>>706
>食品・生活必需品は無税にしろよ
それは愚策だ。
現在でも墓石のような消費性になじまないようなものは非課税になっているが、そういう例外をつくると必ず
墓石と一緒に課税対象物をダンゴ販売して、それを隠して税逃れを試みるようなヤシが出てくる。
税制はシンプルなものほど、課税逃れができないってのが原則なんだ。
だから低所得者に対する補償は、いったん皆と同じように消費税を払ってもらって、その後で
還付の形(収入に応じての所得税減免や新控除枠設定など)で対応するのが賢明だ。
奢侈税復活なんか、何が贅沢かを決める議論になってきて、できっこないだろう。
また、いったん設定してみても、物というものには必ず境界例の問題が生じてくる。
昔「楽器なんかを持つのは贅沢だ」ってんで、楽器に物品税がかけれられてる時代があったが、
やがてアンプとスピーカーを使う電子楽器が一般化してきてオーディオ製品
(日用品につき物品税なし)との区別もつかなくなってきた。当然業界からは非難続出。
結局、撤廃されてしまったなんて例もある。
何よりそういった議論の空しさは、今をときめくビールから発泡酒マーケットへの移行と、
それによる酒税の減少。
さらには、それに抗するためのアルコール含有率課税方法の提案で、今度は庶民の酒
「焼酎」メーカーの怒り爆発と目にしてるとおりだろが。
「消費税は廃止して、昔あった物品税を復活させる」なんてのは、実現不可能な机上の空論。
消費税増税より、はるかに困難な政治議論だってことくらい、分かっておけ。