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北海道教職員組合(北教組)の違法な組合活動で、学校運営が大きく歪(ゆが)められている問題で、
産経新聞は道内の網走地区などで昨年行われた職場での労使交渉にあたる「校長交渉」の具体的要求を
記した組合文書を入手した。主任教諭や学力テスト、自宅研修、指導主事や初任者研修…。文書からは
学校運営の細部まで校長の権限をがんじがらめに縛り、学校が「組合解放区」となっている実態が
浮かぶ。(安藤慶太)
■罠
4月の人事異動。転任や昇任で新たな思いを胸に赴任校に臨んだ校長を待っているのが職場組合との
「着任交渉」だ。
「職場すべての教職員の意見を尊重し、民主的な学校運営に努力するか」
迂闊(うかつ)に了承すれば大変なことになる。全教職員の意向を尊重しなければ、何一つ決まらなく
なるからだ。これは赴任早々、校長が組合を尊重するかどうかを試す「踏み絵」であり、「罠(わな)」
でもある。
「勤務条件にかかわることは全て交渉事項と考えるが、どうか」
勤務条件に関することは交渉のテーマにはできる。しかし、北海道では「勤務条件に関することは
『全て』交渉事項」(四六協定)となり、教育内容や学力テスト、時間割や人事まで本来労使交渉に
できないものまで交渉テーマにされてきた。道教委が協定を破棄した今でも、現場レベルで校長に協定と
同じ要求をのませているのだ。
(>>2-以降に続く)
▽産経ニュース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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