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３連休初日の２０日、低気圧が急速に発達しながら日本海を進んだため、日本列島は
西日本を中心に強い風に見舞われ、強風の影響による死者やけが人が出たほか、
交通機関も乱れた。
気象庁によると、同日午後１１時３０分現在、１０分間の平均風速が最大で
和歌山県・友ヶ島２５・９メートル、東京・江戸川臨海１９・３メートル、
大分県・湯布院１７・０メートルを記録するなど、全国２３地点で３月の観測記録を塗り替えた。
北九州市では同日昼過ぎ、スーパー店員、藤本一美さん（４７）が駐車場で首から
血を流して倒れているのが見つかり、間もなく死亡した。小倉北署によると、
近くの屋根の鉄製パイプが強風で折れ、首を直撃したとみられる。大分県中津市では
女性（６３）が２階ベランダから転落して歯を折るなどのけがをした。
静岡県御殿場市の陸上自衛隊東富士演習場で同日午前、野焼き作業中に死亡した男性３人も、
風が急激に強まったことで火に巻き込まれた可能性が高い。
航空・鉄道各社によると、日本航空と全日空の国内線計３４便が欠航し、計約３８００人に影響。
ＪＲ東海道線や京葉線などの在来線でも運休や遅れが出た。東京湾アクアラインは
午後７時５０分から通行止めとなった。
気象庁によると、２１日も全国的に強風が吹く見込み。予想される最大風速は、
東日本と北日本の陸上で２３メートル、西日本の陸上で１８メートル。低気圧や
前線が通過する時には１時間に３０～４０ミリの激しい雨や落雷、竜巻などの突風が
発生する恐れもあり、同庁で警戒を呼びかけている。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2010/03/21[02:04:57] +*+*
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