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◆「男は仕事、女は家庭」 賛成派 男女とも増加 長岡京市が男女共同参画調査
長岡京市はこのほど2009年度に実施した男女共同参画社会についての市民意識調査結果
をまとめた。5年前の調査より、「男は仕事、女は家庭」という古くからの考え方への賛成派が
男女ともに増加。国の調査では、固定的な性別役割分担の意識について、反対派が男女とも
に初めて5割を超えており、逆行する結果となった。
昨夏、市内の20歳以上の2000人に調査票を郵送、有効回収率は50・5%だった。
「男性は外で働き、女性は家庭を守るべき」という考え方についての設問には、男性は反対派
が35%、賛成派が52%。女性は反対派42%、賛成派44%だった。反対派が前回調査より
男性が13ポイント、女性は21ポイントも減少。女性の30~50代は反対派の割合が多いが、
20代と60代以上では賛成派が上回った。
市政策推進課は「保守的な考えへの回帰で、景気後退の影響もあるかも知れない。男女共同
参画の理念を継承していく必要がある」という。
一方で、ワークライフバランスでは、男女とも、仕事と家庭、地域活動の両立が望ましいとする
声が多い。女性は、地位の平等感について、職場や政治・行政、社会通念などで70%以上が
「男性優遇」と回答。28%が職場で、10%が地域で、セクシャルハラスメント被害を経験して
いると答えた。
「男もつらい」と感じる男性は42%で、理由として、妻子を養う責任の重さや「男だから仕事が
出来て当たり前」といわれることなどが多く挙がった。
10年度中の男女共同参画推進条例制定を目指す市は、21日午後2時から、バンビオ1番館
でシンポジウムを開く。中央大の広岡守穂教授の講演やパネル討論を行う。無料。
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