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県内で2件目となる裁判員裁判の対象事件として起訴された
保護責任者遺棄致死事件の第14回公判前整理手続きが17日、
秋田地裁で行われ、5月18日に初公判を開き、同月21日に判決を
言い渡す日程が決まった。争点は量刑に絞り込まれ、手続きはこの日で終結。
公判では、量刑を左右する情状面で検察、弁護側双方の主張が対立することになる。
県内2件目の裁判員裁判は、にかほ市象潟町浜山、無職堀淳子被告(32)が
保護責任者遺棄致死罪に問われた事件。堀被告は昨年8月27日、パチンコをするため、
由利本荘市内のパチンコ店駐車場で、長男の龍成ちゃん(当時11か月)を
乗用車内に放置し、熱中症で死亡させたとして起訴された。
地裁の発表によると、初公判の開廷は午後1時半で、この日は冒頭陳述や
証拠調べが行われる。2日目は検察、弁護側双方が申請した精神科医や被告の実母ら
計3人への証人尋問と被告人質問、3日目も引き続き被告人質問があり、
論告など経て結審する。最終日の4日目は裁判員と裁判官による評議が開かれ、午後3時に判決言い渡しとなる。
裁判員選任手続きは初公判当日の午前中に行われ、裁判員6人と、体調不良などで欠員が生じた際の
補充裁判員2人を選ぶ。地裁はきょう18日、県内で登録されている約1500人の
裁判員候補者から90人をパソコンで抽出し、月内にも呼び出し状を発送する。
裁判関係者によると、公判で弁護側は、起訴事実を認め、被告はパチンコ依存症で、
軽度の知的障害も持っているとする点や、それでも社会内で更生することは
十分可能だとする点などの立証を行い、執行猶予付き判決を求める。
イカソース
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