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財政難にあえぐ石川県内の市町が、経費削減を強化している。昼休み時間の消灯や使用済み用紙の裏面再利用は
今や当たり前。職員が庁舎内を掃除したり、トイレの自動水洗回数を減らすなど工夫はあれこれだ。税収不足が
重くのしかかる中、職員からは「やれることはやった」との声も聞かれ、涙ぐましいほどのケチケチ作戦も限界に
達し始めている。
増えているのは職員の自主清掃だ。2005年10月から始めた珠洲市では「経費削減効果は年間250万円。
業者と遜色(そんしょく)ないほどきれいになる」ともはやお手の物の様子。七尾市では職位に関係なく部長職でも
トイレ掃除に励み、樹木の枝切りも職員が担当。能美市でも清掃委託費が年間1100万円に上るため、新年度から
検討中で「経費削減の努力を市民に見せたい」(総務課)とする。
昼休みに庁舎内を消灯するのは金沢市、輪島市、七尾市、中能登町、志賀町、内灘町など。職員は窓から差し込む
明かりを頼りに昼食の弁当を食べ、わずかでも電気代を浮かせようと必死だ。
経費削減の「先駆者」を自任する羽咋市。暖房は19度に設定され、職員が防寒着で執務する姿はもはや日常に。
今年1月からは午後7時までだった市民の夜間用窓口を同6時半までに短縮、さらに人件費や光熱費削減に切り込む。
小松市は年間1600万円かかっていた市内40施設の消防点検について資格所有者1人を臨時雇用して自前で
まかなう。かほく市は新年度、消防本部の壁面にゴーヤを植え、室温を下げることで冷房費削減を見込む。
七尾市は2年ほど前からパソコンを職員数人で共有している。ディスプレーとキーボードはそれぞれにあるが
「親機の電源を落とされ、作った文書がパーになったこともある」と苦い経験を語る職員も。津幡町では半径2キロ
以内の用務は自転車に乗り、ガソリン代の節約を図る。
※続きます。
北國新聞 3月17日03時44分
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▽業務終了後、庁舎内を清掃する市職員(画像)
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