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★「非正規」男性、結婚に困難=子どもの有無も「正規」と開き-厚労省
・2008年までの6年間に結婚した独身男性の割合は、正規社員より非正規社員で低く、
約1.8倍の差があることが17日、厚生労働省が公表した「21世紀成年者縦断調査」で
分かった。
子どもを持った割合も約2.6倍の開きがあり、雇用形態の違いが結婚や出産に与える
影響の大きさが改めて浮き彫りとなった。
同省は少子化対策の一環で、02年10月末時点で20~34歳だった男女を追跡調査しており、
今回が7回目。
02年の調査時に独身だった男性約4000人のうち、6年間で結婚したのは正規社員が32.2%
だったのに対し、非正規17.2%。子どもが生まれたのはそれぞれ12.8%、4.8%だった。
結婚の割合は収入に比例して高まる傾向があり、年収400万円台の男性は26%だが、
100万円未満では8.9%にとどまっている。
また、子どもを持つ意欲と出生の関連では、夫婦ともに望んでいた家庭の68.3%で
子どもが誕生。両者とも「欲しくない」としたケースでは5.5%だった。
子どもが生まれた割合は、夫だけが望んだ場合は24.1%。妻だけだと11.6%で、
夫の意向に左右される傾向が見られた。
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