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・17年前、イギリスで当時10歳の少年が2歳の幼児を殺害した事件。その後、仮釈放されていた元少年が先月、
再び事件を起こしたことで、更生の方法が正しかったのか議論となっています。
1993年、10歳の少年が同じ年の少年と2人で幼児を誘拐し、殺害しました。殺されたのは、ジェームズ・
バルジャーちゃん(2)。連れ去りの瞬間を映した防犯ビデオには、まるで兄弟のような被害者と加害者の姿が映ります。
子供が子供を殺した。ジェームズちゃんの遺体に長時間、殴られた跡があったことや遺体が電車にひかれて
切断されていたことから、イギリス犯罪史上最も衝撃的な事件などと言われました。
少年院に収容された元少年は2001年に仮釈放され、社会復帰を図ってきました。現在、27歳ですが、仮釈放から
9年が経った先月、刑務所に収監されました。
「元少年が仮釈放に関する重大な違反をしたという知らせがありました」(イギリス・ストロー法務相)
メディアは連日、元少年の新たな犯罪を大きく報道。一方、法務省は、起訴前であることなどを理由に詳細は
明らかにしていませんが、元少年に深刻な犯罪容疑がかけられているとだけコメントしています。
ジェームズちゃんの母親はテレビに出演し、強いショックを語りました。
「夜も眠れず、食事はのどを通りません。まるで大きなジェットコースターに乗っているような気分に再びなって
います。9年前私は少年が釈放されたら、また事件を起こすと言いました。今それが起きたのです」(ジェームズ
ちゃんの母親)
元少年の更生はなぜ、うまくいかなかったのか。かつて司法当局が元少年に下したある判断が今、大きな議論に
なっています。
司法当局は、9年前に元少年を仮釈放する際、元少年に別の名前、架空の経歴などを与え、別人として再出発
させる選択をとっていました。(>>2-10につづく)
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