10/03/16 23:49:54 Bi61jBup0
>>338
規制派の人は、形式的な正当性と、実際の政策的な妥当性を混乱してることがあるけど、
ここはやっぱりちょっときちんと区別すべき点だと思う。
議会の手続きを踏んで作られた法律は、日本国民である以上、尊重する必要がある。
ただ、それが常に絶対的に正しいというわけではない。
反対派が好んで出すいつもの例で恐縮だが、全権委任法だって、形式的には正しい形で出されたわけだ。
コムストック法や治安維持法だってそうだ。
僕らは政策的に妥当でないと言っているのであって、
それが仮に社会に受け入れられなかったとしても、その主張の正当性自体は揺らがない。
が、もちろん、受け入れられなかったから、反対派は民主主義を否定してテロに走ります、
というのはおかしな話だ。
で、この問題の政治的な背景に詳しい人ならご存知のように、
有害図書規制反対運動や、児ポ法の反対派と、今回の条例改正の反対派メンバーはほぼ一緒。
一貫して表現の自由を守れと唱え続けてきた人間なんだよ。
政治的には、一回通ってしまった条例をなくすることは非常に難しいけど、
それをさらに拡張することを水際で止めるのは、はるかに容易だ。
論理としてはすべてに反対だが(奥平さんのようなプリミティブな反対派は175条などもその中に含む)、
政治運動としては、まず眼前の問題に取り組む、その程度のリソースしかない、ってことだね。