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民主党の輿石東・参院議員会長は15日、日本教職員組合(日教組)の臨時大会でのあいさつで、
北海道教職員組合(北教組〈ほっきょうそ〉)をめぐる事件について、「今は耐えなければいけない。
北教組の皆さんも大変な苦労だと思う」とねぎらう発言をし、「みんなで乗り越え、
苦しいときこそ道は開けると信じて疑いません」と述べた。輿石氏は元小学校教諭で、
山梨県教職員組合の執行委員長も務め、選挙では日教組の支援を受けている。
臨時大会で、中村譲・中央執行委員長は「大変残念。法令順守の徹底を図る」とする一方、
「教職員組合の活動の一環に、政治活動と法の許容する選挙活動が含まれている。
要求実現に向けた行動は必然的に政治活動を必要とする」と発言。
教員の違法な政治活動に罰則を適用できるようにする自民党などが提出した法案について、
「政治的権利」を掲げた国際人権規約などに触れ、「国際常識を無視した時代錯誤の考え」と批判した。
岡本泰良書記長は大会後の記者会見で、「北教組の問題は政治資金規正法にかかわる違反容疑で、
日教組としては、参院選の争点とはまったく別次元の問題ととらえている」と述べた。
朝日新聞
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