10/03/15 15:48:55 0
(>>1のつづき)
さて、日韓の間に歴史的にわだかまっている感情問題は、最近は韓流ドラマなどの影響で急速に
解消へと向かってはいるものの、未だ双方の一部に「反日感情」「反韓感情」が根強く残っているのも
事実です。日本側について言うなら、「ネウヨ」と呼ばれるような人達には特にこの感情が顕著であり、
「2ちゃんねる」は、彼等にその「はけ口」としての絶好の場を提供しています。
今回の韓国からのサイバー攻撃には10万人が参加したとのことですが、それは比較的容易だった
でしょう。誰かが「2ちゃんねる」で盛り上がっているネウヨ系のスレッドを翻訳し、「おい、チョッパリ
(「日本人」を意味する蔑称)がこんなことをぬかしてるぞ。一丁やってやろうじゃあねえか」と
呼びかければ、このスレッドの内容と言葉遣いに激高して、攻撃に参加したいと考える
一般市民は、軽く10万人程度にはなるでしょう。
中川さんが言っておられるのは、「日本政府が韓国政府に一言文句をつけて然るべきでは
ないのか」ということだと思いますが、そうなると、韓国政府は、「『2ちゃんねる』にはこの様な
ことが書き込まれているが、これは韓国と韓国人に対する公然たる侮辱ではないか。そのことに
ついて、日本政府はどう考えるのか。『2ちゃんねる』には日本の法規にも違反している行為が
多々あると聞いているが、何故取り締まらないのか」と逆襲してくるでしょう。そうなると、
日本政府としてもちょっと困ったことになります。
ヤクザ同士の抗争に多くの場合警察が介入しないように、その為に一般市民が若干巻き添えに
なるようなことがあっても、日本政府としては、ここには迂闊には介入は出来ないでしょう。
もしこの攻撃が更に拡大し、結果として「2ちゃんねる」が、「閉鎖」(または、「内容の監視を強化
する方向に転換」)する事態へと追い込まれれば、これは「日本の『無法サイバーコミュニティー』が
韓国の『無法サイバーコミュニティー』に全面敗北した」ことを意味することになるでしょうから、
これを悔しく思う人達も相当数いるでしょうが、仕方のないことです。(>>3-10につづく)