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・民主党の千葉景子法相、社民党首の福島瑞穂内閣府特命担当相という女性閣僚2人はともに
神奈川ゆかり。政治面の共闘も野党時代からで、「夫婦別姓」の実現に向けた本を共同出版
するなど見据える政策課題も近い。実は自分たちが発信源の“ブーメラン”により、厳しい日々に
直面している点も共通だ。
「千葉大臣にお会いしたかったのに…」。法務省を訪ね、残念がったのは「ニューハーフタレント」
はるな愛さんだ。「法テラス」PRへの協力のため法務省を訪れたが、法相から直接の「会員証」の
授与がかなわなかったのだ。
千葉法相は法務省から間近い国会の衆院予算委に出席していた。以前の政権なら委員会を
いったん外し、別の公務をこなして戻るという段取りが可能。しかし、「政治主導」の立場から
官僚による答弁を原則禁止し、閣僚答弁を徹底する新政権では、そう簡単には許されない。
一方の福島担当相は(1)消費者および食品安全(2)少子化対策(3)男女共同参画―と所管
する分野が広い。普天間基地移設問題などへの党首としての対応もあり、公務・党務日程は
休日もびっしりだ。
実のところ「大臣答弁の徹底」はさかのぼること11年前、野党議員として参院法務委員会に
所属した2人がレールを敷いている。「重要法案なのだから大臣が対応を」と通信傍受など
組織犯罪対策3法案の審議で法相の出席を徹底して求め、不在時には審議を拒否。
当時は「順法闘争」と呼ばれ、政府・与党を「牛歩戦術より理にかなっている」と歯ぎしりさせた。
政権交代直後の閣僚就任により、自分たちが課した試練がブーメランのように戻ってきた。
2人が実現を目指す政策課題に目を移せば「選択的夫婦別姓」だけでなく、「永住外国人への
地方参政権付与」に対しても、野党ばかりか政府・与党内からも反発の声が上がる。
そんな状況下でも千葉法相は「改革という車輪を回すのは容易ではないが、回りだせば
速めるのは困難ではない」、福島担当相は「昨年は『ホップ』、今年は『ステップ』『ジャンプ』」と
抱負を忘れない。野にあっても、政権にあっても同じ局面に立つ者同士、互いの存在を
「心強い」と評している。(抜粋)
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