10/03/14 12:47:39 0
海上保安庁(海保)は新年度から、海上保安学校(京都府舞鶴市)と海上保安大学校(広島県呉市)の
入学試験で、「片手懸垂」の実技を取りやめる。海で命を守るために海保独自に課してきた「伝統の実技」だが、
巡視船の高機能化などを背景に廃止する。
両校とも2次試験の体力検査で反復横跳びなどとともに、片手懸垂を男女ともに課してきた。垂らした結び目の
あるロープ(直径2・5センチ)に右手で3秒間、左手で3秒間ぶら下がる。できないと不合格となる。
海保や第8管区海上保安本部(8管、舞鶴市)によると、片手懸垂は巡視船から小型艇を揚げ降ろしする時に
命綱につかまったり、急な高波から身を守ったりすることを想定し、1948年の海保発足以来行われてきたとみられる。
船の機械化が進んでロープに体を預ける作業が減ったことや片手懸垂での脱落者が多いために廃止を決定。
今年5~6月実施の試験から「鉄棒の両手ぶら下がり10秒間」に変更する。8管総務部は「公園で練習できるので、
多くの人に受験してほしい」と呼びかけている。
ソース
京都新聞 URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)
【画像】海保伝統の実技「片手懸垂」を行う第8管区海上保安本部の職員
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)