10/03/13 11:21:55 0
民主党の輿石東・参院議員会長(山梨選挙区)が、神奈川県相模原市相模湖町の自宅
敷地内にある農地を車庫などに無断転用していた問題で、同市農業委員会の加藤通一事
務局長は12日、「農地への復元が進まなければ、実質的な土地使用者にも是正を求め
ることになる」と述べ、名義上の所有者である輿石氏の義弟(67)だけでなく、輿石
氏や妻にも行政指導を行う可能性があることを示唆した。
同委員会によると、違法転用を確認したのは昨年10月。2006年に旧相模湖町と
相模原市が合併したのに伴い、同委員会が07年から旧相模湖町内の農地の実態調査を
行った結果、輿石氏の自宅敷地1298平方メートルのうち、義弟名義の農地779平
方メートルの一部が車庫や舗装路に使われていることが判明した。自宅では輿石氏の妻
が生活している。
同委員会は昨年10月~今年2月に計3回、輿石氏の義弟を呼び出し、是正するよう
行政指導した。しかし、義弟は指導に対し、「一度に復元はできないので、庭石や植木
など移動しやすいものから動かしていきたい」と答え、農地への復元は進んでいないという。
問題の農地の固定資産税は義弟が納めていたが、義弟は取材に対し、「役所から納税
通知書が自分あてに届くので、30年以上前から納税していた。ただ、後日、義兄側か
ら全額を支払ってもらっており、肩代わりではない」と話した。
同市資産税課によると、職員が毎年、課税対象地の実地調査を行い、航空写真と照ら
して利用実態に即した課税額を算定している。同課は「納税されていれば、実質的な支
払者が誰かはせんさくしない。適正に課税し、納税されたと考えている」としている。
義弟は「昨年10月に指導を受けて、初めて農地としてしか利用できないと知った。
義兄も、知っていて違反した訳ではない」と話した。
■ソース(読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)