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アイヌ協会 補助金再び不適切処理 道、返還請求視野に （03/12 13:37）
国と道が補助金を支出している北海道アイヌ協会の「アイヌ中小企業振興対策事業」で、
２００８年度に不適切な会計処理があったことが１２日、道の調査で分かった。
道は補助金返還請求も視野に詳細な再調査を行う方針。
同事業は、アイヌ民族の伝統工芸品の展示や新製品開発のための技術研修などを行っており、
道は１９７５年度から補助金を支出。０８年度は大阪と北九州の百貨店と、
新千歳空港のターミナルビルで展示会を開催し、道はこれに対し、４５８万円を補助した。
調査では補助対象となる展示会の備品レンタル費や会場設営料の中に補助対象外の
販売事業の経費が含まれていたことが判明した。
同日の定例道議会一般質問で、自民党・道民会議の小野寺秀氏（帯広市）が問題を指摘。
高橋はるみ知事は「これまでの事業についてしっかり調査を行った上で、補助金返還を含め
必要な措置を講じる」と述べた。
道アイヌ協会は「レンタル品を展示会と販売会場で共用するなど、事業の区別が明確でない部分があった。
今後は適正な会計処理を行うよう徹底したい」と話している。
道アイヌ協会をめぐっては、道費を支出した「文化伝承事業」などで不適切な会計処理が相次いで発覚している。
北海道新聞
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