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トヨタ自動車の大量リコール(回収・無償修理)問題に関連し、11日付の米紙ニューヨーク・タイムズが、
トヨタ車の急加速の原因を「ブレーキとアクセルの踏み間違えだ」とする心理学者、リチャード・シュミット
カリフォルニア大学ロサンゼルス校名誉教授の寄稿を掲載した。
1980年代にドイツ車「アウディ5000」の急加速が多発して大量リコールとなった際、調査に携わっ
た同教授は、今回の急加速の背景について「ブレーキを踏むつもりでアクセルを踏む運転者によって頻繁に
起きることにある」と説明。原因に疑われる電子系統の欠陥ではなく、「人的要素」を指摘した。
そのうえで、アクセルをブレーキと踏み間違えた結果、加速に驚いてさらにアクセルを踏み、車がますます
急加速して事故に至る-という仮説を紹介。「(ノイズの多さなどから)人は意図するのと違う行動を起こす
場合もある」としている。
米道路交通安全局(NHTSA)は89年、「アウディ5000」の急加速の主な原因を「ペダルの踏み
間違い」と結論づけ、アウディは解決策として自動シフト・ロックを設計、他のメーカーに広がった。今回も
予防策として、米政府内ではブレーキがアクセルより優先される装置の搭載義務化が検討されている。
ただ、同教授は「運転手がブレーキに触れずにアクセルを踏む限り、役立たない」と警告。装置が普及しても
事故が起き続ければ、運転者が非難されると述べている。
産経msnニュース 2010.3.12 19:46
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