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福島県いわき市で2月に実施された中学校の学力テストをめぐり、市立磐崎中学校(新妻和之校長、
生徒数約400人)で、男性の数学教諭が1年生の答案用紙の空欄に自ら答えを記入したり、
誤答を書き直したりして50人以上の点数を不正にかさ上げしていたことが分かった。
点数のかさ上げは、栃木県や広島県などでも発覚。磐崎中関係者は「教員として何とか指導の成果を
出そうとして思い詰めたのではないか」と指摘している。
学校側は学年集会を2回開いて生徒に謝罪し、経緯を説明したほか、点数をかさ上げされた生徒宅を
校長らが訪問し、保護者に謝罪した。教諭は今月4日付で4月から90日間の病気休暇を届け出た。
テストは2月2日に44校で実施された。学校によると、答案返却後の同月3~4日、「(分からなくて)
空欄にしたところにマルがついている」「自分の字と違う」などと担任に申し出る生徒が相次ぎ、
かさ上げが分かった。問題のテストは25問で1問4点。学校側がほぼ全員から答案用紙を回収、
個別に確認したところ、4学級115人のうち、正答数の数え間違いなど単純ミスと思われるものも含め、
本来より高い点数が付けられた生徒が約60人いた。1人あたり1問から4問の点数が操作されていた。
操作の方法は、空欄のままだった解答欄に正答を書き込んだほか、正の数が書かれた解答欄に
「-(マイナス)」を付け加えた例や、誤答を消しゴムで消して正答を書いた例があったという。
このテストは学習到達度を把握して今後の指導に役立てる目的で市中学校長会が行っており、
生徒の成績評価、教員や学校の評価に使うことはない。
この教諭は昨春、同校に赴任。かさ上げが発覚後、学校側に対し、当初は何がいけないのか分からない
様子だったという。その後は不正を認めた上で、「自分が思っていたより生徒の成績が芳しくなかったので
やってしまった」などと話したという。
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