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民主党の輿石東参院議員会長(山梨選挙区)の自宅がある神奈川県相模原市の土地1298平方メートルのうち6割が、
農地の無断転用を禁じる農地法などに違反して車庫や舗装路に使われていることが分かった。
同市農業委員会は09年10月、名義上の土地所有者である輿石氏の義弟に、農地へ戻すよう行政指導したが、違法状態は解消されていない。
農地の違反転用は全国的に問題となり、立件されるケースもある。
専門家からは「国会議員が規制を無視するのでは示しがつかない」と批判する声が上がっている。【杉本修作、山本将克】
輿石氏や義弟の説明によると、自宅の母屋部分313平方メートルは輿石氏の名義で、75年の建築時に正規の手続きを経て宅地に転用。
隣接する985平方メートルは農業従事者の義弟の名義で、このうち969平方メートルは農地のまま義弟が利用していた。
だが、89年ごろ、義弟名義の土地は実質的に輿石氏に譲渡され、輿石氏は同年ごろから一部の畑を残して庭や車庫、石敷きの舗装路などを整備。
輿石氏の自宅面積は計1298平方メートルまで拡大し、周囲を塀で囲った。(>>2-以降へ続く)
画像:輿石東・民主党参院議員会長の自宅(手前の横長の土地)。点線の右の囲みは農振農用地、左の囲みは宅地。
中央左の2階建て母屋の左側の庭は、昨年10月の農業委による指導後に農地から宅地へ=神奈川県相模原市相模湖町で2010年3月10日、
本社ヘリから武市公孝撮影
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記事引用元:毎日jp(2010年3月12日 2時30分 更新:3月12日 2時34分)
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