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★高校生ママ応援します 定時制高に託児室 三重
・子育てをしながら学校に通う親を支えるため、託児室を置いている高校がある。
三重県四日市市茂福の通信・定時制の三重県立北星高校。1人の母親が9日、卒業式を迎えた。
卒業したのは、細川千恵さん(23)=桑名市。高校3年の夏に妊娠がわかり、「産みたい」と
周囲を押し切って高校を中退。その時、父親と交わした約束が、「いつか高校を卒業する」だった。
昨年6月、夫と離婚し、10月に同校の通信制の門をたたいた。平日は保育園に長女の
優羽美(ゆうび)ちゃん(5)を預け、パチンコ店で働いて生活費と学費を稼ぎ、自宅では
8教科のリポート学習。月2回ほど、日曜日に学校で授業形式の面接指導を受けた。
多い日で7コマある。その際、長女を預けたのが、校内にある日曜限定の託児室だ。
運営しているのは、地元のNPO「母と子の会」。1979年、同校の前身である四日市高校通信制の
教諭と、子育てをしながら学ぶ母親らが立ち上げた。北星高校が開校した翌年の07年から引き継がれ、
これまでに7人の生徒が利用した。
保育は、四日市市シルバー人材センターのスタッフが交代であたる。午前8時35分から
午後4時まで。浅倉みつ子さん(67)は「子育て経験を生かし、頑張るお母さんの役に立ちたい」
と話す。昼は託児室で母親と一緒に弁当を食べる。母親から「子どもがよく風邪をひく」
「食が細いのが心配」といった子育ての相談を受けることもある。
運営資金にはNPOの積立金や、文化祭の売上金を充てる。
今年度は細川さんら6人が利用した。2歳の長男を育てながら看護師をめざす嶋田由美さん
(40)=鈴鹿市=は「中卒だけど、今からでも夢をかなえたい」と話す。
9日午後にあった卒業式では、通信制と定時制で学んだ17~62歳の計156人が巣立った。
細川さんは「私が卒業できるのは託児室があったから。これで自信を持って生きていける」と
笑顔を見せた。(一部略)
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