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・「話すときは保護者の労をねぎらう」「一方的に話し逃げ道をふさがない」―。
学校に過大な要求をする保護者(モンスターペアレント)が増える中、横浜市教育委員会は
保護者への応答方法や失敗例をまとめた「保護者対応の手引き」を発行した。現場で戸惑う教師の
参考になれば、と全市立学校に配った。
実際に過去にあった12の事例をあげ、家族構成、受験の失敗など、子どもや保護者を取り巻く
背景についても細かく説明した。また文書による回答は基本的にしない
▽児童生徒と情報交換して児童虐待を見逃さない、などのアドバイスも。
団塊の世代の大量退職にともない、市内の学校現場は若い教員が急増。保護者の対応に
戸惑い、疲弊する教員も多いという。
■親からの要求の主な事例
児童の財布が学校で紛失。父親から「学校の責任だ。弁済しろ」と抗議を受けた。父親の勢いに
動揺した校長は「全額弁済します」と答えてしまったところ、父親から「ブランド物の財布代」、
財布購入のための交通費など、高額を請求された。
◇
学校に行かなくなった中学生の母親が「担任に『学校に来るな』と言われたり、頭をたたかれたり、
嫌がらせを受けたらしい」と学校に抗議。謝罪と担任交代を主張し続けた。調べたが、そのような
事実は確認できなかった。
◇
児童が「友人から物を投げられた」「席を少し離された」と相談。学校は子ども同士の関係が良好
だったことから、いじめではなく人間関係のトラブルと判断し、会合を開いて子どもたちに話をした。
だが母親は、相手児童に転校させろと要求。自分の子どもを登校させなかった。
◇
児童の母親が「娘はピアニストになるためにレッスンを受けています。指を傷つけたらいけないので
休み時間は外に出さないでほしい」と要求。学校が「すべての行動を把握はできない」と説明したが、
耳を貸さなかった。児童が休み時間に転んで骨折してしまうと、児童が学校に来なくなり、母親から
定期的に抗議が来るようになった。(抜粋)
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