10/03/08 21:42:29 tyN2GiDz0
受賞すんなら、同じノミネートでも『フード・インク』の方だろ。
てめぇの国の方がよっぽどやばいじゃねぇか。
>まず驚きなのは、巨大企業による牛肉市場の独占。
アメリカの牛肉市場の、殆どを牛耳るのは、たったの5社。原価の安さ(利益)のみを
追求する彼らは、劣悪な環境に、牛をひとまとめにして、本来ならば草食の牛に、
粉末状コーンを餌として与えます。何千、何万頭もの牛が、狭い柵に囲まれ、
汚れた体で運動もままならない状態で育成され、精肉されるのを待っている姿は、
思わず目を反らしたくなる事実。
チキンも同じ。巨大企業のエゴイズムが描かれています。
養鶏所の施設をつくるのに、かかるお金は、日本円で約5,000万円。光のささない、
真っ暗な場所に閉じ込め、ひたすらエサを与え続ける結果、胸肉の大きい、
肥満チキンが出来上がります。
運動する場所もなく、自身の体重を支えきれず、数歩も歩けない鶏たち。病気に対抗
するために、次から次へと抗生物質を与え続けられ、それでも尚死んでしまう鶏は、
養鶏所の裏庭に埋められます。こんな環境で育てられる鶏も災難ですが、育てる側の
人間も大変。
鶏のために、窓を開け、生育環境を良くしようとした農家は、巨大企業の提示した
マニュアルから外れたという理由で、契約を打ち切られてしまいます。彼らに残ったのは、
企業の指導した養鶏方法で得た病気と、債務のみ。
どんなに苦労しても、養鶏によって得られる1年の収入は、200万円弱。しかも巨大企業は、
養鶏農家に、次から次へと養鶏所の改築を要求します。彼らをローンで縛って、自分たち
の思い通りにするためです。残念ながら、他に生活の道を見出せない養鶏農家は、そのまま
過酷な生活を続けるしかないのです。
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